リングを着ける指の中で定着しているのは左薬指です。普段生活している中で、あまり力を入れることのない指ですが、薬を水に溶かしたり、口紅を付けるときにつかっていた指なので、薬指や紅差し指とも呼ばれることがあります。医学的に見ても特に太い血管が心臓から左薬指までつながっている訳ではありませんが、左薬指に指輪をすると、愛が心臓から左薬指に伸びているので、ハートとつながるというような古代人から言い伝えられた迷信のようなものから伝えられています。 左の薬指に光る指輪をはめていると、恋人か結婚相手がいるという証拠でもありますが、女性が男よけにはめている場合もあるようです。指輪を付けているというだけで、結婚しているのか、独身なのか判断することは、一方的に勘違いしてしまうので、やめたほうが無難なようです。 一般的には、右手の薬指に指輪をしていると、彼氏がいるといわれ、左手の薬指にはめていると、結婚しているといわれることもあります。ちなみに誕生石は左薬指にはめると運気が上がるそうです。基本的には、自分の好きな指に、リングをはめることがベストのようです。 また、世間では、右手の薬指のサイズリングが、一番多く作られているようですが、ファッションとしてはめたり、左手の方が仕事で邪魔にならないからという理由で、左手に指輪をしている人もいます。アメリカでは、右手が未来を表し、左手は過去という考えを持つ人がいて、結婚は過去のことなので、左手につけて、婚約は未来を表すので、右手にするという人もいます。まだ恋人同士でも婚約指輪を左薬指に付けている人がいますが、結婚してから、左薬指にはめたいという価値観もあります。 指のもつパワーには、右手は活動的な意味を持ち、左手は精神的な心の部分を持っているようです。親指は、指導者の指なので、右の親指は、権力、現実・力などを意味します。左手になると、服従や信頼を示します。人差し指は、積極的、集中、コミュニケーションなど自分の気持ちを前向きに表します。中指は、霊感や直感力を表します。薬指は、新しい世界、恋愛、絆を表しています。イライラするときは、右の薬指にはめると精神が安定するようです。小指は、チャンスや秘密などを表します。いろいろな捉え方があります。お国柄や、個人の価値観によっても、左薬指が必ずしも婚約指輪をはめる場所ではないようです。